天からの預かり物
周りの人の気づかいや、思いやり、そういったことに感謝できなかったり。
自分さえよければいい。そんな気風が今の日本には蔓延しているようです。
そんな現代人の考え方が、虐待を招いたり、防ぐことができなかったりするのではないでしょうか。
一番虐待で亡くなることが多いのが、赤ちゃんの時期。
夜泣きをする時期の子どもたちだそうです。
子どもが泣いて、寝ることができない。
夫は子育てに理解がなく、関心がない。
育児に家事と休む間がない。
夫婦仲が悪くなり、ストレスがたまる。
「揺さぶられっ子症候群」なんて耳にすることがあると思いますが、
蓄積されていった自分のストレスを、我が子に向けてしまう。
子どもをストレスのはけ口にしてしまう。
最近の親たちは子どもを自分の所有物のように考えているのような気がします。
子どもの裸の写真を売って金儲けをしたり、売春させたり
我が子を自分の金儲けの道具に使っているような、親も中にはいます。
これも「自分さえよければいい。」が根源にあるのではないでしょうか。
子どもは「天からの授かりもの」と言いますが、私は「天からの預かり物」だと考えています。
子どもが大きくなって自立するまで大事に育てたら、社会へと還す。
社会に出るまで、大切に預かる。
「天からの預かり物」
子どもってそういうものだと思うんです。
もっと子どもたちを一人の人格のある人間として、考えてあげてください。
親が子どもをお世話しているのではなく、子どもから親にさせてもらってる。
そんな気持ちでお子さんに接してあげてください。