母の手。
お母さんの手を引いて歩いた経験ってありますか?
お母さんの手のひらの大きさを知っていますか?
子供の頃はいつもお母さんの手に引かれて歩いたはずなのに。
いきなり母の手を握るのも恥ずかしく、そっと見ることにしました。
あらためて見た母の手の小さいこと ・・・。
先月、テレビで見たリリー・フランキーの東京タワーに気付かされてのことなんです。
「 ガンの宣告を受け肩の小さくなった母。
検査入院の日、前を歩く母親に息子が追いついて、母の手をそっと握り歩くシーン ・・・。」
何ともいえない感動を受けました。
手を握るという何でもない行為だけれども、
どれだけの人が親の手を引いて歩いた経験をお持ちでしょうか。
親の手ひらの感触を忘れてしまったまま、親を亡くしてしまうことの喪失感 ・・・。
一度でいいから、親の手を引いて歩いてみませんか?
親が元気なうちに感謝の気持ちを込めて ・・・。
きっと幸せな気分になれるはず ・・・。
私たちは親に対して感謝の気持ちをどれだけ表現できているでしょうか。
親がいることなんて当たり前、 親が元気なことも当たり前。
当たり前のように育ててもらって、当たり前のように親が年をとっていく。
無頓着に失われる時間の存在感に後で押しつぶされないようにしないと ・・・。
「お母さんありがとうね」
今日は照れくさがらずに言ってみませんか?
「急に何言ってるの」 「いやちょっとそう思ったから」
という会話になるかも ・・・。
私は、「やっぱりお母さんの作るお味噌汁って美味しいよね」
からはじめてみようかな ・・・。